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7月, 2016の投稿を表示しています

代々木公園のCacao Storeに行ってきた

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3連休の最終日である海の日、チョコレート好きとしては 注目されているBean to Barを一度は味わってみたいと思い 代々木公園にあるCacao Storeに行ってみました。 お店は商店街に面していて、入り口はこじんまりとしています。 通常、高級チョコレートのお店とかって宝石店とかみたいに きらびやかだったり、ガラス張りで、外から見えやすいものが多いかと思います。 そのため、一瞬チョコレートのお店とは気づかない佇まいをしています。 入ってみると店内は奥行きがあって、ショップとカフェスペースが併設されています。 (カフェスペースはお一人様向けの席が多めですが、一部テーブル席もあります) せっかくなので、カフェスペースでゆっくりしようと ラム酒入りのショコラショー(チョコレートドリンク)と板チョコレートの食べ比べを注文しました。 記憶が曖昧ですが 板チョコは ・マダガスカルのチョコレートにシーソルトを加えたもの(右下) ・自社製ののオレンジ風味のチョコレート(左下) ・エクアドルのハイカカオチョコレート(右上) ・バニラビーンズを加えたホワイトチョコレート(左上) の4種類でした。 ホワイトチョコレートにバニラビーンズという組み合わせはすごく濃厚でした。 アイスクリームとかにしてもおいしそう。 19時過ぎの遅い時間だったのであまりお客さんは多くありませんでしたが お客さんの7~8割は女性でした。 (一部3人組の男性だけのグループもいました。男性も入りやすいです) 店内でチョコレートの加工をしているようでお店の中心に大きな機械が置かれており 中で職人さんが仕込みをしていました。 チョコレートの品揃えは豊富で、自社製品だけでなく 海外のBean to Barをたくさん取り扱っていて 他のBean to Barチョコレートのお店とはひと味違います。 持ち帰り用にはマダガスカルとベトナム産のシングルオリジンのBean to Barチョコレートを購入しました。 ローストされたカカオ豆だけの購入もできるみたいです。 カフェスペースではおしゃれな音楽と微かなチョコレートのにおいがしていて

日本国内のチョコレートを誰がつくって、どれだけ食べられてるのか

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チョコレートは世界で一番愛されているお菓子だ それを証明するために、啓蒙するために、このブログを書いているんですが 実際のところ「チョコレート生産量とか消費量ってどんな感じなんですかね?」 って聞かれた気がするので調べてみました。 チョコレートの製造、輸出入、消費量の推移 さっそく1984年~2014年までの数字推移を日本チョコレートカカオ協会さんのデータから作成してみました。 これを見て、はっきりとわかるのは ・国内生産量、輸出入、国内消費、すべての数字が右肩上がり ・国内消費の多くが国内生産によってまかなわれている  →つまり、輸入されたチョコレートよりも国産チョコレートを食べる人が圧倒的に多い ということです。 それでは、個別に見てみましょう。 日本国内でのチョコレート食べている量の推移 国内消費は1984年時点で 157,737トン(ひとりあたり1.31kg)      2014年には  253,578トン(ひとりあたり2.0kg) つまり、この30年で消費量が1.6倍に増加しています。 1988年と、1999-2000年あたりの上昇率が高いようです。 あとは、リーマンショック後の2008-2010は消費量が減少しています。 ここ最近では、安定して消費量が上昇しているようですね。 カカオの健康効果も注目されるこことが多くなったので 2015年、2016年も順調な消費の伸びが見られそうです。 海外からチョコレート輸入している量の推移 輸入量は 1984年 5,223トン      2014年 27,657トン この30年で5倍に増加しています。 1987-1988の輸入量に急上昇があったみたいですね。 ただし、その後1989-1991の3年連続で輸入量は減少し続けています。 その後、順調に増加を続け、2010-2012でさらに大きな伸びを見せています。 日本国内でチョコレートつくっている量の推移 国内生産は 1984年 154,000トン       2014年 231,400トン この30年で1.5倍の生産増加となっています。 一般消費や贈答品として、国内で

VRでECはリアルな店舗での買い物に近づいていくと思う

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「オンラインショッピングが当たり前になっている」と言われると 「そりゃそうだ、何をいまさら」って思いますよね。 でも、いまのオンラインショッピングは部分的なものです。 オンラインのショッピングってリアルな消費に比べて まだまだ比率としては小さいです。 実際に、小売とサービスの市場規模は 300兆円 近くあるにも関わらず 日本のBtoCのEC市場規模は13.8兆円つまり、現状のEC化率は4.75%程度 参照:http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160614001/20160614001.html もっとリアルショッピングに近づければいいんじゃない? EC化率がまだまだ低い原因のひとつとしては 「リアルショッピングとオンラインショッピングの情報量の差」 にあると思っています。 ぼくは水やお菓子のような消耗品、充電器やスピーカーのような ちょっとした家電、本はamazonで買っています。 でも、生鮮食品や洋服、家具や生活家電といった買い物は オンラインで購入するのにまだまだ躊躇します。 リアルショッピングは一瞥して商品情報を手に入れられる スーパーマーケットでは、商品棚をパッと見れば、だいたいの品揃えがわかりますし ジャンルやメーカーごとの区切りが同じ視野内に収まります。 これがオンラインだと、ジャンルごとに分かれているページに移動したり メーカーごとに分かれているページに移動したりします。 商品を比較しようとすると、クリックやスクロールする量が増えます。 これって結構手間ですよね。 商品棚を一瞥して、気になる商品を両手に取って、良いと思った方をカゴにいれる。 これくらいアクションがシンプルじゃないと買い物も捗りません。 VR世界ならでリアル店舗に近い買い物ができるはず iPadを使えば解決ある程度スムーズかもしれませんが、それでも 商品棚の前で、目や手を使ったほうが早そうです。 個人的にこの問題はVRの技術で解決してほしいと思っています。 サイト上でいちいちページ遷移しなくても ヘッドマウントディスプレイをつけると 実際に店舗にいるようにショッピング

世界で1番チョコレートを食べている国はどこか?

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世界中でもっとも愛されているお菓子、チョコレート。 そんなチョコレートをもっとも食べているのは誰なのか? とチョコレート好きなら考えますよね。 そんな恐怖を抱いて調べてみました。 ドイツがチョコレート生産、消費、輸出で最強の国 チョコレートを世界でもっとも消費している国、 それはヨーロッパ随一の経済大国であるドイツです。 チョコレートの生産量、輸出量、消費量すべてにおいて世界1位 となっています。 参照:http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/domestic/world.html チョコレートの消費量はなんと年間約1,000,000トン! 他国を圧倒していますね。 第4位日本の281,763トン と比較しても、 約3.5倍の消費量 です。 ドイツと聞くと厳格なイメージの国だったので チョコレート食べまくりとのギャップに驚きです。 そんなドイツで人気のチョコレートを2つ取り上げてみました。 Merci(メルシー) こちらは、ドイツのチョコレートメーカー大手ストーク社の商品で、国民的人気商品だそうです。板チョコじゃなく、スティック状のチョコレートなので、小腹が空いた時に食べやすそうですね。 Ritter SPORT(リッタースポーツ) リッターは可愛らしい正方形のパッケージが特徴のチョコレート。日本の輸入食品店とかでも見かけますね。種類がとにかく豊富なので、好みの味を探すのも楽しそうです。 ハイカカオなチョコレートから、ナッツやフルーツが入ったものなど、どんな人でもこのお店に行けば、気に入ったチョコレートが手にはいりそうです。 日本では、あまり豊富な種類は置いていないようですが 現地に行けばどこでも手に入るくらい流通しているみたいです。 現地ベルリンのお店「 カラフルチョコワールド 」は人気スポットのひとつになっているそうです。 参考: ドイツ土産におすすめ!厳選2チョコレート店はコチラ ドイツと聞くとビールとソーセージのイメージがありますが チョコレートも世界に売り出しているんですね。

2020年に価格高騰すると言われるカカオ豆相場を調べてみた

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2020年にカカオ豆(チョコレート)が高級食材になる? 最近、いろんなまとめサイト(例えば、spotlightのこの記事)などで 「カカオ豆が2020年にはめちゃくちゃ高騰するんじゃないか」っていう 予測記事が出ていたので実際に過去から現在までのカカオの相場を調べてみました。 参照にしたのは下記サイト 世界経済のネタ帳 データはドル建てでカカオ豆1トンあたりの数字になっています。 カカオ豆相場自体は昔に比べて高騰していない まず、参考にしたサイトで一番古いデータが 1980年 2,603.42ドル そして 1990年 1,268.00ドル 2000年  903.91ドル 2010年 3,130.60ドル 2016年 3,040.28ドル グラフにしてみるとこんな感じ 確かに、1980年の1トンあたり2,603ドルに対して、2016年の1トンあたり3,040ドルなので35年経って 1.2倍程度には高騰 しています。 ここ15年でカカオ豆は3.4倍近い価格急騰をしている ただ、2000年の1ドルあたり903ドルから比べると 3.4倍近く高騰 しています。 これを見ると2000年時点のカカオ豆の価格自体が低すぎるのでは? とも思いますが、肌感覚で「カカオ豆の価格が急騰している」と感じるのは しょうがない気がします。 このデータ、出典はIMFなようなので、信頼度は高そうです。 IMF Primary Commodity Prices, May 2016 カカオ豆の輸入コストはむしろ下がっているのでは? ドル建てで、横ばい〜微増程度なので1980年~2016年の円高進行具合を考えると むしろ日本では、カカオ豆の輸入コストがかなり抑えられているのではないでしょうか? (1980年のは1ドルあたり175~180円程度、現在は1ドル100円) 1980年 2500ドル×175円=437,500円/トン 2016年 3040ドル×100円=304000円/トン やはり、1トンあたりのコストは日本にしてみると下がっていますよね。 ただ、まとめ記事の主張としては、需要に対して供給が下回るというものなので 実際の産出量と、消費量の増減を調べる必要がありそうですね。 どこかにデータ

Bean to Barがつくる新しいチョコレートの文化

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チョコレートはお好きですか? 嫌いな人はあまりいないとは思います。 ただ、甘いモノは太るといわれてチョコレートを控えている人も多いですよね。 でもそんな文化も今後は変わってしまうと僕は思っています。 最近、日本で流行を見せているのがBean to Bar。 一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? 最近ではコンビニなんかでも、明治チョコレートのパッケージに Bean to Barって書いてあったりしますよね。 Bean to Bar は豆の選定から加工製造までのすべての工程を意味する Bean to Bar は豆の選定からチョコレートに仕上げるまでの工程を一貫しておこなうことです。その製法でつくられたチョコレートは高品質、こだわりのある一品として、健康や食の安全、質の高い消費を気にする購買層に非常にウケの良い商品になっています。 Bean to Bar チョコレート人気の高まりはアメリカから このBean to Bar の文化はアメリカでも、非常に人気を見せていて ”マストブラザーズ”、”ダンデライオンチョコレート”、”TCHO”などが有名です。 ダンデライオンチョコレートは最近、東京の蔵前にも初出店しました。 ” 米国発のクラフトチョコ「ダンデライオン チョコレート」日本1号店が蔵前にオープン ” 僕も実際にサンフランシスコで有名なTCHO(チョー)というチョコレートを、お土産で頂いて食べました。たしかに、非常にカカオの風味が豊かで、フルーティなものやハイカカオのものなど、ひとつひとつにこだわりを感じて、ひとつの食体験としては楽しめるお土産でした。 (パッケージもお洒落なので、プレゼントにぴったりです) アメリカ、日本、国を問わず激増するBean to Bar チョコレート 日本でも、Bean to Barチョコレートを販売する事業者が増えています。とくにミニマル(Minimal)という富ヶ谷にあるBean to Barチョコレートのお店が大人気で、銀座にも店舗を増やしています。 ”ビーン トゥ バーの「ミニマル」が銀座へ--“製造途中のチョコ”を試食できる!” 数年前から、アメリカのbean to barチョコレートも激増しています。 ”2007年、「クラフト・チョコレ